2005年02月10日号 Vol,442
Special Report 【日本をリードする慶應人】
様々な分野で、まさに日本をリードしていると言っても過言ではない慶應人。その輝かしい業績は、後輩にとっても誇りだ。会社や地域などでは様々に三田会が結成され、その結束力も大学随一。各界の第一線で活躍する慶應人脈を紹介しよう。(敬称略)
【財界】
帝国データバンクの二〇〇四年の調査によると、本学の社長者数は一万六千三百四十六人で、全大学中で日大に次いで第二位だった。しかし、大企業となると本学がトップ。そうそうたる顔ぶれが並ぶ。
経済同友会代表幹事を努める日本アイ・ビー・エム会長・北城 恪太郎、連合三田会の会長でもあるセイコー名誉会長・服部禮次郎、日本郵政公社総裁の生田正治、経済同友会終身幹事で富士ゼロックス会長・小林陽太郎、アサヒビール相談役・瀬戸雄三をはじめ、さらに、明治製菓会長・北里一郎、昨年中部経済連合会会長に就任した豊田自動織機名誉会長・豊田芳年、関西経済同友会代表幹事を務める大丸会長・奥田務、同代表幹事の松下電器副会長・松下正幸、東芝会長・西室泰三、資生堂名誉会長・福原義春、サントリー社長・佐治信忠、メルシャン社長・鈴木忠雄、東京ガス会長・安西邦夫、高砂熱学工業会長・石井勝、佐藤製薬社長・佐藤誠一、中外製薬社長・永山治、大正製薬社長・上原明、デパート業界では三越社長・中村胤夫、東急百貨店社長・水田寛和、高島屋会長・増倉一郎、シンクタンクの野村総合研究所会長・橋本昌三、東京ディスニーランドを運営するオリエンタルランド社長・加賀見俊夫、キッコーマン会長・茂木友三郎、カルピス社長・武藤高義らがいる。マスメディアではテレビ朝日社長・広瀬道貞、産業経済新聞社会長・清原武彦、そして読売新聞東京本社会長の松井義雄、同社長で読売巨人軍のオーナーでもある滝鼻卓雄がいる。
さらに、住友商事社長・岡素之、三井住友海上火災保険社長・植村裕之、損害保険ジャパン社長・平野浩志、三井不動産社長・岩沙弘道、いすず自動車社長・井田義則、古河電気工業相談役・古河潤之助、理想科学工業社長・羽山明、ローソン社長・新浪剛、東京ドーム社長・林有厚など慶應出身者は数え切れない。
【政界】
政界色はそれほど強くなかった慶應だが、小泉内閣が発足してからというもの、政界でも本学の活躍はめざましいものがある。現閣僚には、小泉純一郎首相、内閣府特命担当大臣(金融相)の伊藤達也の二人のみだが、一時期は、本学出身者から六名が入閣していた。また内閣府特命担当大臣(経財相)の竹中平蔵は本学のSFC教授を担当していた。また、昨年四月にイラクで起きた日本人人質事件の際、現地で対策本部の陣頭指揮をした外務副大臣の逢沢一郎も慶應だ。さらに、首相を務めた橋本龍太郎、民主党の小沢一郎、衆議院議長を務めていた綿貫民輔もいる。また、本学出身で初めて首相になったのは犬養毅だ。
参議院には、文部大臣・科学技術庁長官を担当した中曽根弘文、元外務副大臣の矢野哲朗、県政では、昨年神奈川県知事に就任した松沢成文、地方自治体改革の旗手として注目を集めてきた高知県知事の橋本大二郎、沖縄県知事の稲嶺恵一、長崎県の金子原二郎、広島県の藤田雄山、三重県の野呂昭彦らがいる。
【文学界】
永井荷風に始まる三田文学の伝統を持つ本学は、文学界にも多くの人材を輩出している。
僧侶であり「中陰の花」で芥川賞の玄侑宗久、「時代屋の女房」で直木賞の村松友視、「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞の車谷長吉、「悪い仲間」「陰気な愉しみ」の二作で芥川賞の安岡章太郎、「深い河」で芥川賞の田久保英夫、「おどるでく」で芥川賞の室井光広、慶應義塾大学出版会社長でもある「台所」の坂上弘、米国大使になった阿川尚之、「背負い水」で芥川賞受賞し本学教授でもある荻野アンナ、「江戸方の女」の林えり子がいる。
さらに、「リング」「らせん」が大ヒットした鈴木光司、ミステリ作家の「新宿鮫」の大沢在昌、同じくミステリで「天使が消えていく」の夏樹静子、エッセイストの泉麻人、文芸評論家で本学教授を努める福田和也も慶應。また、劇作家・演出家で「蒲田行進曲」で直木賞のつかこうへいは本学を中退している。
さらに、キリスト教にまつわる多くの作品を残した「イエスの生涯」の遠藤周作をはじめ、江藤淳、佐藤春夫、山本健吉、堀口大学、石坂洋次郎、山川方夫、また英語の達人で三田の詩人と言われる西脇順三郎も慶應だ。
【芸能界】
芸能面では、加山雄三、中村雅俊、石坂浩二、紺野美沙子、檀ふみ、別所哲也、ダークダックス、小林亜星、菊池麻衣子、ふかわりょう、そして昨年慶應を卒業した嵐の桜井翔や、窪塚洋介の弟として騒がれた窪塚俊介がいる。さらに、二〇〇三年の日本レコード大賞で「もらい泣き」で最優秀新人賞を受賞した一青窈も慶應だ。また、石原裕次郎、黒柳徹子、歌手の竹内まりやは慶應を中退。歌舞伎俳優では、市川猿之助、市川右近がいる。
本学出身の女性テレビアナウンサーは非常に多く、フジテレビの「すぽると」の司会を務める内田恭子をはじめ、同じくフジの宇田麻衣子、中野美奈子、TBSの小川知子、秋沢淳子、外山恵理、NHKからフリーとなり活躍する久保純子、日本テレビからフリーの魚住りえ、また、昨年西武ライオンズの松坂大輔と結婚した柴田倫世も日本テレビのアナウンサー。テレビ朝日では萩野志保子、大下容子、河野明子、さらに日本テレビの井田由美、また男性では、木村太郎、福井謙二らが慶應だ。
スポーツでは、巨人軍の高橋由伸、西部ライオンズの長田秀一郎らがいる。また、巨人の監督として活躍した藤田元司、横浜ベイスターズの元監督で今年新設した楽天ゴールデンイーグルスのヘッドコーチに就任した山下大輔、また、昨年のアテネオリンピックで日本選手団の団長を務め、日本オリンピック委員会会長の竹田恒和も慶應だ。
その他にも、テレビキャスターやエッセイストとして活躍している阿川佐和子、評論家の宮崎哲也、ジャーナリストの宮崎緑、舞台監督・演出家で劇団四季代表でもある浅利慶太、マンチェスター室内管弦楽団の首席指揮者の藤岡幸夫、宇宙飛行士の向井千秋、映画評論家の水野晴郎、女性プロ棋士の梅沢由香里らがいる。
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