2006年08月10日号
研究推進センターシンポで塾内外の関係者が議論
三田キャンパス北館ホールで七月二十二日、研究推進センターシンポジウム「スポーツによる未来への先導~スポーツ医・科学、文化の研究と振興~」が開催された。本シンポジウムは、「スポーツ」をテーマに、今後どうスポーツが健康な生活を送ることに寄与できるのか、我々はスポーツといかに関わるべきか、といった内容について考えるもの。各界の第一線で活躍する人々や塾の研究者の講演をはじめ、産学連携成果の紹介、パネルディスカッションなどが行われた。
最初に、本学スポーツ医学研究センター所長である山崎元常任理事の基調講演が行われた後、キリンビール株式会社代表取締役社長の加藤壹康氏から特別講演が行われた。
加藤氏は講演の中で、サッカー日本代表をはじめとするキリンのスポーツ支援の経緯に触れ、「お客様との共感の場を通して、親近感のある企業として認知されることによって、お客様に認められるKIRINの社会的価値を拡大する」と、企業としてのスポーツ支援のあり方について語った。
その後、株式会社ユニクロの加藤慎蔵氏と、本学健康マネジメント研究科委員長の大西祥平教授による産学協同の取り組みについての対談や、古代ギリシャの詩人ピンダロスを題材とした西村太良常任理事の講演が行われた後、オリンピック金メダリストで、参議院議員の荻原健司氏から「未来を拓くスポーツ文化の振興」と題して特別講演が行われた。
その中で荻原氏は、子供の体力低下が進む現状に警鐘をならす一方、「家庭の崩壊が日常茶飯事となり、日本から正義やスポーツマンシップが失われつつある」とその社会状況を憂いて、スポーツを通して人間関係やルールを学び、若いときから健全な精神を養う必要性を訴えた。
最後に、スポーツと大学、社会との関係について、本学健康マネジメント研究科客員教授の杉山茂氏の司会の下、上田昭夫本学元蹴球部監督と相場勤本学野球部監督に大西教授を加えた三人をパネリストとしてパネルディスカッションが行われ、盛況のうちに閉会した。
copyright(C) keiocampus newspaper 2004-2006;