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2008年09月10日号

『ウォンテッド』

映画「ウォンテッド」.jpg
  独創的な世界観で圧倒

 全米で独創的な世界観がカリスマ的人気を誇る、マーク・ミラーのグラフィック・ノベル「WANTED」を映画化した新次元アクション。監督は、「ナイト・ウォッチ」でロシア史上最高の興行成績をたたき出したティムール・ベクマンベトフ。斬新な映像とハリウッドの最新技術を駆使し、圧倒的なビジュアルワールドを作り上げている。

 主演は「つぐない」のジェームズ・マカヴォイと、「トゥームレイダー」のアンジェリーナ・ジョリー。共演は「ダークナイト」のモーガン・フリーマン、「キング・コング」のトーマス・クレッチマンら。

 一般企業で働くサラリーマン、ウェスリー(マカヴォイ)は冴えない日々を送っていた。恋人に浮気をされ、上司には毎日怒鳴りつけられ、「すみません」を口癖にしている始末。そんな負け犬人生に、ある日突然、転機が訪れる。

 ドラッグストアで会計を待つウェスリーの前に、謎の美女フォックス(アンジェリーナ)が現れる。「あなたの父は偉大な暗殺者だった」。彼女の突拍子もない言葉に戸惑う彼は、次の瞬間、フォックスと刺客の銃撃戦に巻き込まれる。フォックスの車に乗せられ、壮絶なカーチェイスを繰り広げた末に難を逃れたものの、車中でそのまま気を失ってしまう。

 目が覚めると、そこにはフォックスとともに見覚えのない者たちが立っていた。その首領らしき男・スローン(フリーマン)によれば、彼らはギリシャ神話の時代から存在する秘密の暗殺集団で、その王位継承者がなんとウェスリーだという。戸惑いながらも彼の決断は早かった。元の生活に戻る気はもうなかったのだ。

 組織の暗殺者になるための想像を絶する特訓が始まった。耐久力、格闘術、さらには銃弾を曲げるという信じられない訓練の中で、ウェスリーは眠っていた自らの特殊能力を覚醒させていく。心拍数とアドレナリンをコントロールすることで、周囲がスローモーションに見えるようになっていくのだった。能力を使い次々と標的を抹殺していく彼は、気づけば組織のエースになっていた。

 しかし、ある任務が彼の運命を大きく変える。今度の標的は、ウェスリーの父親を殺した張本人、クロス(クレッチマン)。復讐を誓うウェスリーだが、列車の中の攻防戦で追い詰められてしまう。そして、クロスの口から告げられる衝撃の事実。全てを悟ったウェスリーは、真の敵にその銃口を突きつけるのだった。 
【9月20日より公開】

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