2008年11月15日号
六大学野球 7季ぶり2位
早大に1勝も力負け
ベストナインに3人選出
東京六大学野球秋季リーグは全日程を終了し、慶大は七勝五敗で七季ぶりに二位になったものの、八季ぶりの優勝はならなかった。今季のリーグ戦は、優勝の行方が早慶戦までもつれる展開となり盛り上がりを見せたが、慶大は一勝二敗で早大に敗れ涙をのんだ。一方、個人では、小野寺が打率部門で三位となったほか、二塁手・湯本、遊撃手・漆畑、外野手・山口の三人がベストナインに選ばれた。また、エース中林が対早大二回戦で念願の早慶戦初勝利を上げた。
▽対立大一回戦・10月18日
立大000000000 1
慶大010200000 3
○中林2勝1敗 ●戸村1勝2敗
慶大が中林の好投で先勝した。慶大は二回、一死一、三塁のチャンスから坂本がスクイズを成功させて先制。続く四回には、無死一、二塁から相手ピッチャーが悪送球し、その間に走者が生還、さらに坂本の適時打で2点を追加した。投げては中林が五回以降一人の走者も許さない好投を見せ、立大打線を3安打に抑えて完封勝利。
▽対立大二回戦・10月19日
慶大202010001 6
立大000001030 4
○相澤4勝2敗 ●増田1勝2敗
慶大が相澤、中林の継投で立大の反撃を振り切り、連勝で勝ち点3を上げた。慶大は一回、湯本の適時打などで2点を先制、三回には2犠飛で2点を追加し、試合を優位に進めた。先発の相澤は七回を7安打されながらも1失点、リリーフした中林が3失点したものの、九回に山口の本塁打で突き放し立大の反撃を凌いだ。
▽対早大一回戦・11月1日
早大001110000 3
慶大000000100 1
○斎藤佑6勝1敗 ●相澤4勝3敗
二万六千人の観衆を集めた伝統の一戦。優勝に向けて一敗もできない慶大だが、1-3で無念の敗戦を喫し早大に優勝を許した。慶大は三回、先発相澤が二死二塁から早大四番の原に適時打を打たれ先制を許す。慶大もその裏、三塁まで走者を進めるもあと一打が出ない。四回、五回にも早大に1点を追加され、試合は劣勢のまま終盤へ。慶大は七回、一死一、三塁の好機に坂本が執念でスクイズを決め1点を返すものの、反撃が遅すぎた。その後は早大リリーフ・大石の前に八回、九回を押さえられ、試合終了となった。
▽対早大二回戦・11月2日
慶大012212010 9
早大000120000 3
○中林3勝1敗 ●松下1勝1敗
慶大が9-3で快勝し、一勝一敗のタイとした。慶大は二回に竹内の適時打で先制すると、三回には今福の適時二塁打で2点を追加、その後も相手投手の乱調を逃さず着実に加点し、早大を突き放した。連投の先発中林は六回までを3失点で踏ん張り、三年目にして早慶戦初勝利を飾った。その後リリーフした村山も三回を無失点に抑える好投を見せた。
▽対早大三回戦・11月3日
早大001000012 4
慶大000001000 1
○斎藤佑7勝1敗 ●相澤4勝4敗
慶大は三連投の中林が先発、制球に苦しむも早大打線を要所要所で締め、六回途中1失点に抑える力投を見せる。打線も六回、二死一、二塁から青山が詰まりながらも中堅前に適時打を放ち、同点に追いつく。しかし、中林の後を継いだ相澤が終盤に捕まり、八回に適時打で1点、九回にも2点本塁打を許し勝負を決められた。早大からの四季ぶり勝ち点獲得を目指して臨んだ早慶戦は、三戦とも善戦したものの、最後は地力に勝る早大の前に屈した。
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ソッカー部 7年ぶり1部昇格
主将大河が決勝点決める

関東大学サッカーリーグ戦は十一月九日までに第二十節を終了。第十八節を終えて一部昇格に王手をかけていた慶大ソッカー部は、第十九節で東農大に2-1でみごと競り勝ち、勝ち点を50に伸ばして最終成績2位以内が確定、悲願の六年ぶり一部昇格を達成した。
この試合引き分けでも昇格が決まる慶大は、前半立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛け、主導権を握る。前半7分にMF中川が、9分にはMF日高が流れの中でシュートを放ち、ゴールの予感を感じさせる。そして迎えた21分、慶大はMF河井のクロスに走り込んだ中川がシュート、ボールはゴールに突き刺さり先制に成功する。
しかし、徐々に試合のペースは東農大へ。必死に耐える慶大だが、前半26分に一瞬の隙を突かれて同点に追いつかれる。その後はDF浅海を中心とした守備で追加点を許さず、1-1で前半を折り返す。
後半、嫌な流れを断ち切りたい慶大だが、東農大の攻めの時間が続く。後半4分、7分には立て続けに決定的なピンチを迎えるも、GK山本がファインセーブを連発、追加点を許さない。傾きかけていた流れを引き戻し、苦しい時間帯を耐え抜いた31分、DF田中のロングボールにFW大河が抜け出す。たまらず東農大ディフェンダーが大河を引き倒し、絶好の時間にPKを獲得。プレッシャーのかかる中、大河が落ち着いてネット右に決め、待望の追加点を奪う。
その後は連続でコーナーキックを奪われるなど東農大の猛攻にさらされるが、最後まで集中を切らさず虎の子の1点を守り抜き、ホーム戦での価値ある勝利を手にした。試合後には選手同士が涙を流しながら抱き合い、監督を胴上げするなど喜びを爆発させた。リーグ戦は十一月二十三日の第二十二節まで行われ、慶大は最終目標である二部優勝を目指す。
▽第17節・10月8日
慶大0-0青学大
▽第18節・10月19日
慶大3-0尚美大
▽第19節・10月26日
慶大2-1東農大
▽第20節・11月9日
慶大0-2東海大
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ラグビー対抗戦 明大下して1敗死守
優勝の鍵握る早慶戦へ
関東大学ラグビー対抗戦は十一月九日までに第十節を終了。慶大は第七節で帝京大と無念の引き分けに終わり、もう後がない中、第九節で明大と対戦。慶大はこの伝統の一戦を接戦の末24-19で制して一敗を死守、優勝争いに踏みとどまった。
前節の前半序盤まで両者ともにこう着状態が続く中、12分、CTB増田が早々に負傷交代となる。不安な立ち上がりとなるが、20分、相手ペナルティで慶大がPGを獲得、これをSO川本が決めて先制する。25分には、敵陣22m付近から右へ展開し、FWを中心に敵陣深くに攻め込む。ここでSH花崎からのパスをSO川本がゴールライン付近にキックして相手の意表をつき、最後はCTB仲宗根が押さえ込んでトライ。その後も慶大、明大それぞれ1本ずつPGで得点を重ね、13-6で試合を折り返す。
後半も慶大は鋭いディフェンスでリズムをつかみ、明大のペナルティによりPGを獲得、着実に得点を追加する。12分にドロップゴールで追加点を許すも14分、SH花崎が左右に攻撃を仕掛けて相手ディフェンスを乱し、WTB三木が走り込んでトライ、21-9と明大を突き放す。その後もPGで得点を重ね、ここまま逃げ切るかと思いきや37分、自陣でのペナルティにより相手にクイックスタートを与えると、そのままディフェンスが振り切られトライ。勢いづいた明大はその後も猛攻を仕掛け、1トライ差の緊迫した時間が続く。80分経過後も自陣近くまで攻め込まれるも、最後は相手のペナルティでノーサイド、なんとか24-19でリードを守りきった。
重要な一戦を制したタイガー軍団は、続く十節の立大戦にも着実に勝利を収め、調子を上げつつある。八年ぶりの優勝を賭けて、このあと宿敵早大、成蹊大と対戦する。
▽第7節・10月19日
慶大5-5帝京大
▽第9節・11月2日
慶大24-19明大
▽第10節・11月9日
慶大54-0立大
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バスケ部 優勝して1部昇格
狙うは「インカレ優勝」
関東大学バスケットボールリーグ戦は全日程を終了し、慶大は十二勝二敗でみごと2部優勝を決めた。その結果、1部リーグとの入れ替え戦に進み、1部最下位の大東文化大に2連勝し、念願の1部昇格を一年で成し遂げた。
慶大は明大に二連敗し一時は昇格が危ぶまれたが、次戦の筑波大に連勝し明大が早大に敗れたため、入れ替え戦進出が決定。最終戦の早大にも快勝し、大一番に弾みをつけた。
入れ替え戦の相手は昨年と同じ大東大、雪辱を誓って臨んだ。第1戦、試合は開始直後こそ両者競るものの、序盤から連続得点に成功した慶大が完全にペースをつかむ。1Q、慶大は#4鈴木の3Pシュートを皮切りに3連続得点し、さらに#10小林の3Pで流れをつかむと次々に得点を重ね、47-27で前半を折り返す。
3Q開始直後、大東大は3Pを含む連続得点で勢いに乗り、一気に8点差まで詰めよる。しかし、#7岩下がオフェンスリバウンドから得点すると、#16二ノ宮、#12田上、#10小林と続き一気に16点差を奪い、流れを離さない。最後まで慶大が優勢を保ち、94-64で昇格に王手をかけた。
続く第2戦、1Qはお互い一進一退の攻防を見せる。2Qに入ると、#7岩下と#16二ノ宮が立て続けにバスケットカウントを決めて徐々にリードを広げる。ディフェンスでも#7岩下がリバウンドをもぎ取り、相手にシュートを打たせない。その後も、慶大は#15酒井や#10小林が加点し、55-37とリードし3Qへ。
後半になると、大東大も3Pとバスケットカウントで反撃に出るも、慶大は#7岩下、#10小林、#12田上が順調に得点し、終始15点差をつける安定した展開に。迎えた4Q、慶大は最後まで厳しいディフェンスで相手に隙を与えず、最後はベンチプレイヤーを出す余裕も見せ、106-84で2連勝、1部昇格を決めた。
慶大はこの後、もう一つの目標である「インカレ優勝」に向け、更なる飛躍を目指す。
▽10月11・12日
慶大71-67筑波大
慶大90-72筑波大
▽10月18・19日
慶大87-78早大
慶大112-94早大
<入替え戦>
▽10月27日
慶大94-64大東大
▽10月28日
慶大106-84大東大
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アメフト クラッシュ進出ならず
早大に敗戦喫す
関東大学アメフト秋季リーグ戦は十一月八日までに第六節を終了し、慶大ユニコーンズは、第四節で東京学芸大に53-0と大勝するも、第五節で早大に12-34と完敗、続く日大にも24-26と健闘したが敗戦を喫した。慶大の勝ち点は9でトップの日大、早大に9差をつけられ現在三位、最終の一橋大戦を残してクラッシュボウル出場の可能性は消滅した。
これ以上負けは許されない大一番の早慶戦。春のリベンジも賭けて気合で臨んだ慶大だが、試合開始直後、QB青樹がラン中にボールを落として痛恨のファンブル、リカバーした早大RB末吉にそのままTD(タッチダウン)を許し、完全に出鼻をくじかれる。ディフェンス陣の粘り強い守りで建て直しを図るも、2Q4分、早大に追加のTDを奪われ14点差。ここで攻撃陣が奮起、強引に早大ラインをこじ開け、RB水谷が50ydを独走して待望のTDを決める。しかし、直後に早大WR木村にキックオフリターンTDを決められてしまう。悪い流れを断ち切りたい慶大は2Q10分、RB村岡がランTDを決め、12-21で9点差に縮める。
後半、反撃の狼煙を上げたい慶大だが、早大ディフェンスの堅守の前にダウンを取れず、流れを引き寄せられない。一方、早大は次第にWR陣にパスを通して陣地を奪い、2本のFG(フィールドゴール)で突き放しにかかる。なんとか喰らいつきたい慶大だが、ディフェンスに本来の粘りと力強さが見られず、4Q8分にもパスTDを許してしまう。結局、12-34の力負けで敗戦を喫した。
▽第4節・10月13日
慶大53-0東京学芸大
▽第5節・10月26日
慶大12-34早大
▽第6節・11月8日
慶大24-26日大
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ラクロス男子 いざFINALへ
早大との接線制す
関東学生ラクロスリーグ戦FINAL4が十一月三日、大井第二球技場で行われた。Bブロック首位の慶大ラクロス部はAブロック2位の早大と対戦、7-6で競り勝ちFINAL進出、全日本選手権出場を決めた。
春の早慶戦に続き同じカードとなった準決勝。試合序盤は、鋭いディフェンスからリズムをつかんだ慶大が主導権を握る。1Q5分に左サイドでパスを受けたAT関根が先制点を決めると、7分、17分にも追加点を奪う。終盤、早大に1点を返されるが、3-1の上々の滑り出し。2Qも慶大がゲームを支配する。前線からの積極的なディフェンスで早大に隙を与えず、7分には関根がこの試合2点目のゴール。その後も早大ゴールを脅かし、4-1で前半を折り返す。
3Qに入ると流れが変わる。慶大は追加点を奪うものの、パス回しでミスが目立ち、徐々に試合の流れは早大へ。7分、9分、13分に連続失点すると、18分、パス回しから最後はミドルシュートを決められ、ついに同点に追いつかれる。
流れを変えたい4Q、ようやく慶大オフェンス陣が生き返る。3分、右サイドから切り込んだMF澤野が決めて再びリード。だが早大も譲らず、直後の5分に同点弾を決める。その後、早大の猛攻にG岩本がスーパーセーブを連発、ゴールを死守する。そして迎えた14分、速攻からパスを受けた関根が切れ込み思い切り振りぬいたボールは、一直線にゴールネットに突き刺さり、これが決勝点となった。
最大のライバルを破り勢いに乗る慶大は、「全日本王者」の頂点を目指し、十一月二十四日にFINALを迎える。
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スピードスケート 中川(理3)が銅メダル
第三十一回日本学生ショートトラックスピードスケート選手権大会が十月二十五日と二十六日にかけて、帝産アイススケートトレーニングセンターで行われ、中川悠美(理3)が女子1000mで銅メダルを獲得した。
今年も多数の全日本トップクラスの選手が出場する中、中川は1000m予選、準決勝を一位で通過すると、決勝でも終盤の混戦になる展開から抜け出し、みごと3位入賞に輝いた。
スケート部スピード部門としても三年連続となるインカレでのメダル獲得となり、今後は十一月に行われる東日本選手権大会、ユニバーシアード代表選考会に向かう。
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全日本グライダー 個人・団体ともに連覇
第十一回全日本グライダー新人競技大会が十月十二日から十八日にかけて、岐阜県木曽川滑空場で行われた。この大会は、速度を競う通常の大会とは異なり、後席の教官が選手の基本操縦操作の確実性と飛行全般の安全性を採点、平均点を競うもので、慶大航空部は過去九回の本大会において、個人は全回制覇、団体は七回制覇という輝かしい伝統を持っている。
連覇をかけた今年は、後藤真徹(理2)と森研人(理2)が出場。慶大は競技初日からトップに立ち、終始、優勢に試合を進める。途中、悪天候のため競技が行われない日もあったが、試合では着実に得点を重ね、みごと個人で後藤が優勝、森が準優勝と独占、さらに団体でも優勝し、最高の成績を収めた。
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早慶ヨット定期戦 4年ぶり総合優勝
第六十八回早慶ヨット定期戦が十月十八日と十九日にかけて、神奈川県葉山新港沖で行われた。
初日は北の強風の中で四レースを行い、470級・スナイプ級共に10点前後の差をつけ、二日目を迎える。二日目も前日を超える北の強風が吹く過酷な海況の中二レースを行い、慶大は一年間の努力の成果を見せ、主将冨永(政4)の活躍で両クラス共に前日のリードを守りきり優勝。前週に開催された関東インカレで五優勝した早稲田に対し、みごと四年ぶりに総合優勝を果たした。
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